ルーベンスメモリーが見せた人間との絆

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競走馬というのは、言うまでもなく走るために生まれてきた動物です。
ですので、競馬場に行きレースをして結果を出せないと意味がないわけです。

 

しかし、現実的には多くの競走馬がいるのですから何かの事故に巻き込まれてしまったり、能力が足りなくなって伸び悩んでしまう競走馬も多くいるのです。

 

ルーベンスメモリー」はその典型と言って過言ではありません。

 

最初、ルーベンスメモリーという競走馬を見ても全く何の魅力も感じませんでした。

理由は簡単で、地味だったからです。

 

血統も地味で厩舎も地味、失礼ながら騎手も地味で特別にすごい能力を持っているわけでもなくどこにでもいる普通の競走馬でした。

 

しかし、この馬にある事故が起こってからは私自身も見る目が変わり、引退までずっと応援することになったのです。
その事故とは、片目の喪失です。
実は、後年ルーベンスメモリーという競走馬は片目の視力が全く無く、隻眼の競走馬になっていたのです。

 

事故によって無くなった眼の変わりになるべく、主戦の柴田善臣ジョッキーは付きっ切りで調教に付き合いました。
その甲斐もあって、普通に競馬で走れるようにまで回復し、ようやくレースで勝つことが出来たのです。

 

柴田騎手は競馬界におけるトップジョッキーの一人です。
その年も100勝以上もの勝利を挙げていたのですが、勝利を挙げたときの彼のインタビューが今でも忘れられません。

 

自分の100勝よりもこの馬の1勝を大事に思っていた。

 

彼らの誇らしげな姿を今でも覚えています。

 

[2006年]みなみ北海道ステークス(OP) 2着ルーベンスメモリー

 

 


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最終更新日: 2018年05月22日

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