適性の重要さを教えてくれたスガノオージ。

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人間にもあるように馬にも得手不得手、適性というものがあります。

その適性の重要さを教えてくれたのが、「スガノオージ」という馬です。

 

スガノオージは決してエリートというわけでもなく、デビューは岩見沢競馬場でした。

その後、北海道で7勝を挙げ、中央競馬へ移籍。

6番人気で準オープンを快勝し、重馬場で行われた新潟大賞典、エプソムCで連続2着と好走。

重馬場巧者の片鱗を見せたのです。

 

そしてスガノオージのベストレースと言ってもいい1995年の毎日王冠。

当時は雨が降り、馬場はスガノオージ向きの重馬場。見た目には発表以上に痛んでいた印象もありました。

 

ポンと好スタートを切ったスガノオージは、後方で馬場に脚を取られる有力馬を尻目に、泳いでいるかのようにスイスイと脚を伸ばし、後続に影を踏ませることもなく1着でゴール版を駆け抜けたのです。

単勝10番人気の60倍。

 

次の天皇賞も重馬場ならと期待はありましたが、残念ながら打って変わって切れ味勝負の良馬場になってしまい、15着と大敗。

勝った「サクラチトセオー」、2着の「ジェニュイン」が毎日王冠で脚を取られて敗退していただけに、馬場適性の重要性がより浮彫になったともいえるでしょう。

 

その後、スガノオージは3戦を消化するのですが、すべて良馬場。

そして4戦目のカブトヤマ記念で巻き返すわけですが、その時の馬場が稍重。

 

ファンもさすがにわかっていて2番人気の支持を集めていました。

 

決して記録に残るような名馬というわけではありませんでしたが、実力以上に適性が重要になる。

巧拙の差で実力不足の分を補うことができるということを教えてくれたスガノオージは、私にとっては間違いなく名馬なのです。

 

[1995年]天皇賞・秋(GI) 15着スガノオージ

 


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最終更新日: 2018年05月22日

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