ハヤヒデでもチケットでもなくタイシンです

taisin

 

1993年のクラシック路線は3強対決と呼ばれました。

 

ビワハヤヒデ」、「ウイニングチケット」、そして「ナリタタイシン」の3頭です。
そのライバル関係はこれまでの記憶の中でもとても面白かった世代だと思っています。

 

下馬表ではやや遅れをとっていたタイシンでしたが、皐月賞ではビワハヤヒデを破って見事優勝しています。
その脚質が魅力で、私はその末脚に惚れ込んでしまいました。

 

皐月賞でもその足が炸裂、後方待機から大外直線一気、正に差し馬の魅力を存分に味わえるレース内容でした。
実はもう一歩届かず2着という結果が多いのもナリタタイシンのキャラクターなのですが、それもまた差し馬が演出してくれるスリルだと思って見ていました。

 

テレビで見ていると、最後の直線で画面の外から飛び込んでくるイメージです。
鞍上武豊というのもいいタッグでした。

 

ダービーは皆さんご存知柴田政人のウイニングチケットに負けてしまうのですが、この時は2着にハヤヒデ、3着タイシンでした。
期待された菊花賞はまさかの17着惨敗、この時は長い距離がダメなんだろうと思ったのですが、翌年の春の天皇賞では敗れはしたもののビワハヤヒデの2着とG1馬としての意地を見せています。

 

クラシックは皐月タイシン、ダービーはチケット、菊はハヤヒデとそれぞれの面目を保った結果で終わりましたが、その3頭は脚質にも違った個性があり見ていて興奮させられたものでした。

 

実績ではビワハヤヒデには敵いませんが、その世代を語るうえではどの馬も欠かせない、そんな役者揃いと言っていい年だったと思います。

 

第53回 皐月賞 1993.4.18 中山 芝2000m 天候:晴  ナリタタイシン

 

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最終更新日: 2018年05月22日

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