弟子に歴史的名馬を乗せ続けた岩元市三調教師

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(画像出典:ウィキペディア)

 

岩元 市三(いわもと いちぞう)

1947年10月30日

鹿児島県肝属郡垂水町出身

日本中央競馬会 (JRA) 栗東トレーニングセンター所属 調教師、元騎手

 

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私は、若手の日本人ジョッキーを大切にしてくれる調教師が好きです。
というのも近年、競馬の世界は昔のような叩き上げの騎手は活躍しにくくなっています。

 

一度負けてしまうと乗り変わりになってしまい、お手馬を外人ジョッキーや他の有力な日本人ジョッキーに取られてしまうからです。
騎手がサラブレッドに乗るためにはエージェントを通して交渉しなくてはいけなくなっていますので、なんの権限もない若手の騎手にとっては上位の騎手と戦っていくための土台がないのです。

 

そのような厳しい時代の中で、過去自身の厩舎の所属騎手に歴史的な名馬を乗せ続けた調教師がいます。

 

それが、「岩元市三」調教師です。

 

岩元調教師は当時所属していた「和田竜二」騎手に、後にGⅠを7勝する「テイエムオペラオー」というサラブレッドに乗せ続けたのです。

 

当然、賛否両論がありました。
テイエムオペラオーはクラシック戦線の段階では主役の1頭として数えられていましたので、甘い騎乗をする和田騎手に対して多くの非難の声が浴びせられたわけです。
これはもちろん、馬主からもありました。

 

しかし、所属騎手がいずれ大きなレースを勝ってくれるであろうと信じ続けた結果、歴史に名を残す偉大なサラブレッドとの名コンビとして名を馳せることになったのです。

 

現在でも、若手の騎手に対してチャンスを与え続けている調教師はいます。
そうした素晴らしい流れが存在するのは、過去こうした良い先例を作った調教師がいたからに他ならないのです。

 

だからこそ、岩元調教師は魅力に溢れる調教師なのだと言えるわけです。

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最終更新日: 2018年05月22日

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