奇跡と勝利の喜びを教えてくれたウイニングチケット

uinin1993年5月30日、東京競馬場。

上京して独り暮らしを始めて間もない私は、職場の先輩に連れられて「第60回日本ダービー」を観戦しに来ていました。

 

生まれて初めて買った競馬新聞を片手に、第1レースから単勝馬券を100円で買いましたが、8レースまでことごとくハズレ。

そう簡単に当たる訳ないのが世の常でしょう。

 

そしてメインレースのダービー。

何を買おうかとレーシングプログラムを見ましたが、見開きページの馬柱を眺めると、何気なく「ウイニングチケット」の文字が目に入りました。

 

日本語に直訳すると、「当たり馬券」。

トニービン産駒です。

 

何て縁起のいい名前なんだ」と思い、この馬を軸にして連勝複式馬券を購入しました。

 

ダービーのファンファーレが鳴り響き、いよいよスタート。

馬隊が正面を駆け抜ける瞬間のハイテンションは今も鮮明です。

 

そしてついに先頭がゴール。

そして響くマサトコール。

 

マサト、マサト、マサト!」私も一緒になって夢中で叫びました。

騎手の柴田政人氏にとっても、ダービーを制したのは初めてのことでした。

 

そして私にもビギナーズラックが降り注ぎました。

 

結局ウイニングチケットが制したG1レースはダービーのみ。

1995年に引退し、今は悠々自適の日々です。

 

皐月賞を制した「ナリタタイシン」、菊花賞を制して年度代表馬に選ばれた「ビワハヤヒデ」というライバルと切磋琢磨し合いつつ、サラブレッドの頂点に立った運の強い馬、ウイニングチケット。

 

私に奇跡と、勝利することの喜びを教えてくれた、人生の師匠です。

 

1993年 日本ダービー ウイニングチケット 柴田政人

 

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最終更新日: 2018年05月22日

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