カネヒキリから諦めないことの大切さを教わった

kanehiki

 

2010年7月19日、その日、地方競馬場の盛岡である一頭の競走馬が走っていました。

 

その名は「カネヒキリ」。
彼が1着でゴールをしたその瞬間、場内からは温かい拍手が沸き起こりました。

 

日本競馬にはある特徴があります。
それは、芝のレースが優遇されてダートのレースは冷遇されているという事実です。

 

これは現在でも同じであり、その影響もあってダートで活躍した競走馬というのはどれだけGⅠ競走を勝っても種牡馬にすらなることが出来ないという事態になっています。
ダートで活躍したカネヒキリは、この影響をものすごく受けた競走馬でした。

 

カネヒキリというのは、2005年度に日本中を席巻した「ディープインパクト」と同じ世代に生まれた競争馬であり、ダートで活躍の場を移してからは「砂のディープインパクト」として名を馳せました。
しかし、翌2006年になって競走馬にとっての致命傷である屈腱炎を発症、長期休養を余儀なくされたのです。

 

ダートでは類を見ないほどの強さを見せていた彼ですが、ここからはまさに試練の連続で治療との戦いでもありました。
ところがそこから1年以上もの長い治療を施して再びGⅠの舞台に返り咲き、勝利を収めることが出来たのはもはや奇跡としか言いようがありません。

 

カネヒキリは人を惹き付ける競走馬でした。
だからこそ私も好きになりましたし、競馬ファンも惹かれるに至ったのです。

 

困難に立ち向かい続ける彼に勇気を貰った方は少なくありません。
乗っているだけで感動できる競走馬だ、カネヒキリの主戦ジョッキーが言ったこの一言が、彼の魅力の全てを物語っています。

 

第9回 ジャパンカップダート 2008.12.7 カネヒキリ

 

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最終更新日: 2018年05月22日

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