末脚が魅力だったワンダーパヒューム

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私の記憶の中で一番印象深いレースに、第55回の桜花賞があります。

桜花賞といえば阪神競馬場で行われますが、この年は阪神大震災の影響で阪神競馬場が改修工事していたので、京都競馬場で行われたのです。

 

ワンダーパフューム」は8枠18番。

 

当時の阪神芝1600といえば、圧倒的に外枠が不利とされていましたが、それほど枠の有利不利がない京都競馬場だったことがこの馬にとっては追い風になったともいえるでしょう。

 

ワンダーパフュームの母「ラブリースター」はクラシックにこそ間に合いませんでしたが、牝馬特有の切れ味を持った馬で牡馬相手に重賞を勝ったほどの馬でした。

その母にスピード系の「フォティテン」を配合して産まれたのが、ワンダーパフュームです。

 

後の全弟として産まれる「ワンダーファング」も、スプリングSを勝っています。

繁殖牝馬としても優秀な成績を残したラブリースターですが、なかでもフォティテンとの相性が良く、「ワンダーワイル」も4勝を挙げる活躍を見せました。

 

しかしフォティテンといえば、GIでは少し足りないワンパンチ不足の産駒が多く、現にワンダーパヒュームも桜花賞では7番人気にとどまっています。

私はデビュー戦で見せた末脚にすっかり取りつかれていましたので、ここでも十分勝負になるとは思っていて、当時の生活費を全額つぎ込んで単勝馬券を握りしめていました。

 

ダンスパートナー」、「プライムステージ」などのサンデー産駒、地方から乗り込んできた「ライデンリーダー」などを尻目に、大外からスパッと切れたワンダーパフュームの末脚は、まさに母親譲り。

 

馬券が会心だったこともありますが、デビュー戦で見初めた馬がGIに勝ったということがとてもうれしくて、あれほど興奮したレースは後にも先にもありません。

 

第55回 桜花賞 1995.4.9 京都 芝1600m 天候:雨 ワンダーパヒューム

 

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最終更新日: 2018年05月22日

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